加工法による青汁の違い

「青汁の効能」においても少し触れましたが実は青汁の加工法や形状にはいくつかの種類があり、飲みやすさ以外に含まれている栄養量にも影響してきます。(⇒青汁の人気比較ランキング)例えばビタミンの中には極端に熱に弱い種類がある為商品化の行程に熱処理のある商品とない商品ではビタミン量に差が出ます。また緑葉野菜そのものを加工した商品には食物繊維が多く含まれますが、しぼり汁を加工した商品にはほとんど繊維質が含まれていません。なお加工方法によっては最早青「汁」ですらない商品も最近ではあるというので驚きです。


冷凍青汁の衰退

数ある青汁加工法の中で最も古くそしてポピュラーだったのは冷凍製法による商品でした。これは主原料となるケールや大麦若葉などをしぼり、そのしぼり汁を瞬間冷凍させたタイプの商品になります。鮮度がよくまた喉越しがよい商品ではありますが、多くはしぼり汁を利用した商品である為やや食物繊維量は少なくなっています。また冷凍保管が必要な上飲むためには解凍作業が必要でありやや手間もかかります。昔はほとんどがこのタイプの商品でしたが保管場所が難しい事や飲む場所を選ぶ事、また生産者側が届け辛い事などを理由に現在ではあまり見かけません。なおこのタイプの商品には解答してそのまま飲めるタイプと、濃縮還元されており水で薄めて飲むタイプがあります。

錠剤青汁

粉末タイプの商品とフリーズドライ

そして冷凍タイプの商品に代わる形で普及していったのが粉末タイプの青汁になります。こちらは袋やスティックにはいった粉末を水で溶かして飲む事ができる為冷凍タイプに比べると持ち運びやすく、またどこでも飲みやすいといった特徴があります。粉末タイプの商品にはしぼり汁を加工した商品以外に緑葉野菜そのものを加工し粉末にした商品があります。特に後者は食物繊維量が豊富で便秘改善などに高い効果がありますが、反面粉っぽく喉に引っかかりやすい為飲み辛いという方もいます。因みにこの粉末タイプの青汁にはマイクロパウダー製法とフリーズドライ製法の二通りがあります。マイクロパウダー製法は温熱乾燥等を使い非常に粒子の細かい青汁粉末を生成する為喉越しがよい反面、熱に弱いビタミンが失われがちです。一方一度凍らせるフリーズドライの方法を取る事で青汁の持つ熱に弱いビタミンが損なわれにくくなりますが、マイクロパウダー製法と比べるとやや粒が大きく飲み辛いと言います。なお粉末タイプの商品は水に溶かす以外に牛乳や料理に混ぜるといった飲み方ができるのもポイントです。


錠剤タイプの加工品

冷凍から粉末へと飲みやすく加工された青汁ですが、それでも味が苦手で飲めないといった方の為に最近登場したのが錠剤タイプの商品です。錠剤、粒上、サプリメントなど呼称は様々ですがこのタイプは水さえあれば何処でも気軽に飲める上、青汁の味が苦手な人でもほとんど味を感じず飲む事ができます。また栄養価や食物繊維も損なわれない為非常に優秀な加工法ですが、強いて難点をあげるのであれば青汁を飲んでいる気はあまりしません。また錠剤タイプの商品である為他の料理に混ぜる、あえて味わうといった事は難しくなります。


青汁を続ける為に